2020.04.9 証し関連

【証し】私を変えたくれた神様に感謝

証し者:蔵下大輝

私が神様に出会った話をする前に、私の生い立ちを話したいと思います。
私は共に10代という若い両親の元で生まれました。その若さゆえに両親は私が2歳の時に離婚しました。

幼心もあって、両親が離婚したのは私が悪かったからだと受け取ってしまい、自分を良く見せようとして嘘をついたり、良く見せるために完璧を求めてしまい、自分自身をよく責めてしまうアイデンティティーがこの時から私の中で作られていきました。

離婚後は、父方の祖父や祖母に育てられていたのですが、私が5歳の時にそれまで住んでいた沖縄本島から、急に母親の実家がある離島に引っ越すことになり、私は全く知らない土地で母親と祖母の三名で暮らすことになりました。

母親は離島に引っ越してすぐに再婚し、私が6歳の時には妹が産まれました。私は、離島に引っ越したことについても、自分自身の整理が付いておらず、その上、急にお兄ちゃんになるんだよとか、この人は新しいお父さんだからね、と言われたことに強く混乱し、また母親や父親に対しての激しい怒りが込み上げて、自分の人生を強く呪ったことを覚えています。

その後、兄妹は増えていき、私は5人兄妹の長男になりました。ある時、義理の父の本家にある家系図を見たときに、私の名前がなく、私の下の兄妹達の名前だけがあるのを見たときに、兄妹達に対しても激しく怒り、また自分自身の存在に自信がなくなり、自分という存在が分からなくなりました。この時私は小学4,5年生だったと思います。年齢を重なる毎にこのやりきれない思いは強くなり、身近の人や弱い存在の人に対しては怒ったり、乱暴な振る舞いをしていました。

しかし、自分の事を良く見せたい部分もあったので、周りには明るく振る舞っていました。また、中学の時には、家出や万引き、リンチなど身内や親族、島の人々にたくさん迷惑をかけました。このような精神状態だったので、小学や中学、高校での部活を長く続けることが出来ず、いつも中途半端で辞めては、新しい部活に入るということを繰り返していました。高校を卒業して、社会人になっても、仕事が長続きせず、少し嫌なことがあると逃げ出して辞めていました。

 

そのような生き方をしていた20歳の頃に、私はあるビジネスに携わっており、自分の携帯に登録されている電話番号に片っ端から電話をかけて、アポイントが取れた人と実際に会い、私が持っているビジネスを拡大できないかなと考えていました。

その時、大阪で働いていたはずの私の高校の同級生が、たまたま沖縄に帰って来ているということで、会うことになりました。彼がクリスチャンということは知っていましたが、自分とは関係のないことだと思っていました。彼と会って話もひと段落し、そろそろ帰ろうかとなったと思った時、彼が私を教会で行われるカレーパーティーに誘ってくれました。

私は、自分の行っているビジネスが教会で拡大すれば、教会の信者は繋がりが強そうなので、お金持ちになれるチャンスだと思い、彼に行くと伝えました。私は、アンチクリスチャン的な考えを持っていて、神様がいるなら、なんで私をこのような人生にしたんだと思っていたので、教会のカレーパーティーに行っても、神様の事なんか受け入れないぞと思っていました。

しかし、実際に教会のメンバーと話してみると、私のイメージと違っていて、自分にすごく興味を持ってくれて、楽しく話をすることができました。それは嫌な感じではなく、心地良かったのを覚えています。そして、帰り間際に牧師先生がいる席に呼ばれ、聖書の話を聞きました。私はカレーパーティーに行く前から、神様の事なんか受け入れないと決めていたので、どのような聖書の話をされたかは覚えていませんが、最後にお祈りをして頂いた際に、何か今まで体験したことのない温かいものが私の心に注がれて、ドロドロした心の中に平安を感じました。

私は、心の安らぎや平安を求めて、お金もうけに走ったり、木や太陽、月を拝んで、私に力を貸してくれとか言っていました。実際にはそのような事をしても平安や安らぎを得ることはできませんでした。しかし、教会で牧師からお祈りを受けたらそれが与えられたので、すごく衝撃を受けました。もしかすると、私が求めていた答えはここにあるかもしれないと思い、誘ってくれた友達に次は礼拝に参加したいと言いました。

礼拝での賛美やメッセージはよく分からなかったのですが、礼拝後に牧師に祈って頂いた際に、再び心に温かいものが流れてきました。今度は今まで誰にも打ち明けることができない心の深い部分を誰かにノックされている感じがしました。なぜか涙が溢れました。

その時、牧師からイエス様を受け入れてみませんかと招きの祈りがありました。イエス様がどのような方か分からないけど、この方に頼るしか私の人生を変革はないと思い、イエス様を受け入れました。

その時に、心の深い部分にも温かいものが流れてきて、今まで体験したことのない平安が私の心を満たしました。今となっては、あのとき私の心をノックしていたのは、イエス様だったと分かります。クリスチャンになっても私が元々持っていた間違った考え方やアイデンティティーとの戦いもありましたが、確実に人生が良い方向に変わりました。今は一つのことを中途半端で投げ出さず、最後まで継続できるようになり、仕事も責任を持ってできるようになりました。

また、最愛の妻と出会い、結婚して三児の父になりました。クリスチャンになっての変革の大きなきっかけは、両親を赦せたことでした。完全に赦すまでにかなり時間がかかりましたが、イエス様の助けによって赦すことができ、今では両親と普通の友達のように打ち解けて会話することができるようになりました。

また、聖書に基づく神様の子としてのアイデンティティーを信じ、受け取ることにより、自分に自信が持てるようになり、様々なことにチャレンジできるようになりました。

私を子として下さり、人生を変革して下さっている神様に心から感謝します

 

 

 

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